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2009年10月

2009年10月24日

Short Trip

子どもがパラパラとめくっているのを、ちらと横目で見ながらこちらでもページを繰る。
幼子が描いたような宇宙をゆくロケットが、文庫本の黒い表紙が照り返されるたびに眼の端に入ってくる。
「今日はどれとどれにするかな、、?」
「ドとレだけでミとかファはないのん?」
「それって"親父ギャグ"って云われてるのん? どの物語にしとこかなって考えてるんよ!」

かわいい子には、、、と云われるように「旅・冒険」をテーマに据えたその本は、SFの力を借りて子たちに出発を促すような短編が詰まっている。
自らの意思と、行動によって深めてゆく見聞が、大人になるにつれ見えないものに左右されがちな生き方を正してゆくことを語っている。

一話はたった3ページなのだが、子たちが得るものは大きいようで2,3の物語の読後、余韻に浸るようにド派手な雑記帳に何やら書き込んでいる。
挿絵を写すだけのもあるが、「目頭を押さえる」とか「ものすごい形相」とか表情に関した言葉を抜き書きしている。シナリオのト書きだけがならべられたふうで、つい指示されているような感じになるおかしなページなのだが、当の本人は真剣でおやつも置いてしきりに鉛筆を動かしている。

時に、そのただひたすらにその事だけに没入できることは羨ましく思う。

朝食:バゲット2切れ、コーヒー、葡萄ジュース
     サラダ(マッシュポテト、ブロッコリー、レタス)
昼食:肉じゃが(丼にして玉子を割り入れたやつ)
     厚揚げの炊いたん、酢もずく、豆腐の味噌汁
夕食:チジム、トマトのマリネ、湯豆腐
     サラダ(水菜、ニラ、胡瓜、人参)、


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2009年10月 8日

台風一過の一家

「、、、あのな〜暴風警報が出てへんと休校にはならへんのやで、、。」
午前4時過ぎだった。
子たちの話し声にビックリして目が覚めた。
「あのな〜夜明けまでまだまだなんやから、布団に戻りなさい! たとえ休校になってもしっかりと勉強しなあかへんで!」
「おおコワ〜おネイちゃん、台風20号がここに発生してるわ!」
「ほんまやわ、私らもう暴風圏内にいるんやわ。休まな危険やで!」

口ばかり達者になってしまい、肝心の話は父と子では話し難いらしく、家人に頼っているようだ。
それが思春期というものなのだろう。別に疎外感を感じている訳でもないので好きにさせている。
ただ、時々耳に飛び込んでくる汚い響きには、やんわりとイエロー・カードを出している。

午前7時過ぎに、行政の防災無線から市内の公立学校総ての休校が知らされた。
「一日休みをもらったんやから、有意義に使わなあかへんな。机にしっかり向こうたら、買い物に連れてったげるさかいに、、なっ!」
朝ご飯には玉子フリーの"うちバイキング"を準備してやり、めいめいがパンかご飯を用意した。
サラダ用に何種類かの葉野菜を、ジャガ芋と椎茸はニンニクと一緒に焼き、ツナ缶にソーセージ、ジュース、コーヒー、番茶、牛乳等の飲み物等をテーブルの端から並べていくだけのものだ。
玉子はSunny Side UpでもScrambleでも薄焼きでも好きなようにさせている。これは夏休みに家人が火床の前に立たずに済むように、食べたい人が食べたいように調理する形にしたのが始まりである。

11時を過ぎるとまさしく台風一過で、眩しい日差しに夏が戻ったかのような気さえした。
「警報が解かれたら、、」といった条件付きだったので、約束通りに通学用の新しい靴を探しにクルマで出掛けた。
この近辺ではテレビで見たようなヒドい雨風の被害もなかったようで、すでに道路は乾いている部分のが大きかった。
お昼は気になっていたセルフの手打ちうどんの店で済ませ、夏モデルのSaleの幟が立っているスポーツ用品店へ飛び込んだ。お目当ての商品も良いものがすぐに見つかってよかった。

子たちには全く棚ぼたのような一日、雨で足止めをくらうこと無く外で有意義に送れたことに感謝している。
また台風被害にあわれた方には、慎んでお見舞い申し上げます。

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