« wake up on a mountain top   その1 | トップページ | wake up on a mountain top   その3 »

2009年8月19日

wake up on a mountain top   その2

ご来光を見つめに行くのは、実に23年振りだった。
学生の頃、友人が新しく買ったクルマに乗せてもらい、性能の高いそのクルマでヒル・クライムをやってみようとしたのがきっかけだった、、はずだ。

「前に来た時はウサギや、シカに出会うたわ。まだそういう動物に会えるほど自然のままであるやろか?」
ハンドルを握りながら、あの時と同じ真っ暗な道なんやろか? 動物が飛び出してきたら上手く避けられるやろか?などと、家人に聞かせると心細くなるようなことを考えていた。

「あっ! ウサギやわ。」
ヘッドライトがカーブの度に山の斜面を照らすと、跳ねて行くウサギのお尻がチラッと見えた。
「まだまだ自然はいっぱいあるんよ、、。」
と、キツネが仲間を呼ぶように鳴いていた。

「さあ ! クルマはここまでやから寝る用意をするで ! 」
山頂に近い駐車場でトイレと歯磨きを済ませ、夏の装いの上からパーカーを着せ、眠る格好にさせた。

「山頂まで40分程歩かなあかんさかい、4時半には起きなあかへんよ。」
「、、、ひょっとしてあそこで顔洗うのやろかな ?」
「そうやで、、。さあ、もう眼つむっとき。おやすみやで、、。」

暖かいほうじ茶を口に含ませ、レンズを磨きながら、突然の雨が降らないように願掛けした。

|

« wake up on a mountain top   その1 | トップページ | wake up on a mountain top   その3 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/112833/45984903

この記事へのトラックバック一覧です: wake up on a mountain top   その2:

« wake up on a mountain top   その1 | トップページ | wake up on a mountain top   その3 »