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2009年5月15日

此処で会ったが100年目

今年は生誕100年を迎える作家が多く、中央公論では特集も組まれていた。
太宰に中島敦、清張、大岡昇平、そして私には難解な埴谷雄高、、。
メディアでもテレビでは "清張ものドラマ" が帯に名を連ねているし、向田邦子による脚本で放映されたものもあったようだ。
映画は「点と線」がリメイクされるようで、太宰の「人間失格」も流行りのスタイルの若い俳優が主役をはることを子たちから聞いた。

新しい「小説新潮」を繰ると、丁度清張の特集であの宮部みゆきと北村薫との対談が載っていた。
埋もれていた短編や未発表の作品に光を当てているような感じで、私の知らないものばかりだった。全集には入らなかったものにも、作り手の側からはすればトリックはもちろんのこと、プロットにも頷くことが多いようだ。
これらの作品は時間があれば是非読んでみたい気になった。

このところ寝入る前に、子たちに借りたはず?の柳宏司「虎と月」に目を落としている。
昨年、本屋大賞で惜しくも2番手だった「ジョーカーゲーム」が面白く、ヒロイズムを丹念に綴った印象が残っている。この「虎と月」は中島敦の「山月記」から構想を得ているようで、メタモルフォーゼを使い、親子の情を子供向きに丁寧に描かれている。
早く読み終えて子たちに渡さないとならないのだが、
「そんなにチビチビやってると、ほんとにトラになってしまうわね、、。」
と、月の描かれた盃を傾けるたびにオークション会場? から声をかけてくるので、なかなか集中して読み進められないでいる。

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