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2008年10月19日

ももこのお導き

最近図書館からの貸出しが増えているものに「さくらももこ」の一連の書籍がある。
何が子たちの感性を刺激したのかはよく判らないが、幼少時からの思い出を綴った文章には、私には同世代人としてどこか郷愁に似た感情が沸き起こってくる。
お笑いあり、ときにおセンチに揺れる思いが子たちにも分かる簡潔な言葉を、毎晩のように眠りにつく前の小一時間ほどを寝床で楽しんでいるようだ。
枕元に積まれた「70年代手帖」が一番のお気に入りらしい。

現在、ニュースや時評などで取り上げられる一大事件として、世間を震撼させた'70年代の出来事は、それらの本にあるように"ドリフと歌謡曲"に浸っていた当時の私や級友にとっては無縁のものだった。
学校で歴史を習い始めた頃に「OKINAWAから沖縄」に変わったということを、難しい言葉で解釈せずに"フィンガーファイブ"から見知ったようだった。
月に一度行く散髪屋さんで、アニメではない"デビルマン"には本当に恐ろしいものを見た思いがして、夜中にトイレに行くことが難儀だった。正にあの"タレちゃん"そのものだった。

そういった自分の過去を顧みているせいもあるが、夕食の際にはおどろおどろしい話をするのは止しにしている。
代わりに今はラジオからしか聞けなくなった歌謡曲について、子たちが訊ねてくる度に知っている限りのことを話すので面白がられている。
亡くなった羽田健太郎さんのピアノが、あの頃の歌謡曲の印象深い旋律のほとんどを彩っていることを、メディアブースから一緒に借りたCDを聴くことで納得させたり、一連のTBSの水曜ドラマと全員集合のビデオを借りたりしている。
ただ最近では、そんなせがまれ方もポースのようであって、親の体面を上手く取り繕っていてくれるような気もしている。

夕飯を終えて箸を置いても、焼き上がったばかりの香ばしいコーヒークッキーと熱い柚子茶で盛り上がる様は、あながち"ちびまるこちゃん"の家庭のような空気に包まれているようで、慌ただしく終える週末の仕事の後にはありがたい時間になっている。

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